生徒たちの清掃を通して
はじめまして。
関西創価中学校 英語科教諭の橋爪伸幸です。
ある日の朝、掃除に取り組む生徒をあちらこちらに見かけました。
1日の時間割の中に、掃除をする時間はもちろん設けられておりますが、その生徒は誰に頼まれたわけでもなく、自主的に朝の清掃に取り組んでいるのでした。
関西創価中学校・高等学校は、自然豊かな環境が整っており、春は桜、夏には新緑、秋には紅葉(冬には時々雪)と、四季が学園を華やかに彩ってくれます。しかし、その分植物の落ち葉がまるで絨毯のように道を覆ってしまい、時に不便さも感じてしまったり、正直に言うと景観がよろしくないといったことも事実です。生徒たちは、登校してくる生徒たちが歩きやすくなるように、そして気持ちの良い1日となるように、自主的に清掃に励んでいるのでした。(私が驚きなのは、これが日常的な取り組みとなっていることです。)
自主的に清掃に取り組む生徒たちの行動について、反芻して考えてみると、生徒たちのその行動の淵源には、「母校愛」とだれかのためにという「ボランティア精神」があると感じました。
そのような精神性を育てるために、本校では成績の高い低い、運動のできるできない、などの表面的な評価で自分たちのことを語るのではなく、自分以外の人にどれだけ貢献することができているのか、他者への思いやりなど「校訓が人生の羅針盤となるような教育」がなされているからだと思います。
このような生き方を生徒とともに学び続けられることに、大きな幸せを感じています。