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ビュッフェ形式の学びへ#3_A delightful range of choices

こんにちは。英語科教員の津田です。

noteを執筆し始めて間がないのに、数人の生徒から「先生note見たよ~」「自分のハンドアウト、noteに掲載してもらってありがとうございます!」と、声をかけてもらいました😊
(うれしはずかしい気持ちです。可愛い生徒のみなさん、ありがとう~)

SoFEL(自由選択型英語学習)を進めていく中で、生徒に驚かされることがたくさんあります。そのひとつが、多様な学び方です。


🔹一番好きな弁当って?

読者のみなさんは一番好きなお弁当ってありますか?
わたしは、のり弁が好きです。ごはんの上にのった白身魚のフライが美味しくて…🐟

みんな平均的に好きそうな」「だいたいの人が当てはまりそうな」おかずがつまった幕ノ内弁当を提供されるのも、場面によってはよいのですが、実は「自分はもっとこのおかずが欲しい」「今日は中華が食べたかったなあ…」など、個人の好みと願いがありますよね。ビュッフェのように、おかずを選ぶことができたら、自分が食べたい必要なおかずを食べられるだけ取ることができて、願いをかなえることができますね。

学習も同じと言えるのではないでしょうか。

黒板に書かれた英文法説明をノートにうつし、単語をひたすら書いて…と決まりきった一斉授業形式の教育ではなく、ビュッフェ形式で「書く力をつけたいから基礎クラスで文法を学ぶ」「将来海外で生活したいからとにかく会話力をつけたい」など、生徒一人ひとりのニーズに合う教育を提供したい、そんな英語科教員の願いが、SoFELには込められています。

🔹単語はどうやって覚えるの?

英語の教科書に出てくる単語、読者のみなさまはどのように覚えていましたか?
単語帳に赤シート、単語カードを作成する、声に出して読む、ひたすらノートに書く…

昔ながらの単語勉強法も良さがあるのですが、昨今はChatGPTと会話しながら仕事をすすめる社会人の方もいる世の中。生徒はいろんな学び方を発見してきてくれます。
最近の生徒たちの単語の勉強法をいくつかご紹介します。

Lesson1で出てくる単語をすべてルーレットに。
当たった単語を英語にして書けるかどうかチャレンジ
学習アプリQuizletを使用して単語のマッチング学習

このルーレットを中学1年生の学び合い授業で見た時は、驚きで思わず声が出ました。
「なぜこうやって単語勉強しようと思ったの?」そう尋ねてみると、
「いやあ、なんかランダムで出たものを書けるか試しておけばテストのときも書けると思って。」「かつルーレットって、なんか楽しいじゃないですか。」

…いやあ、かっこいい。積極的に学ぼうとする姿勢ってこれだわ、と感じました。

🔹学び方も597通り

先日、1人の中学1年生が放課後「先生、英語の問題集って必要ですか?」と尋ねてきました。
「なぜ気になったの?」と逆に質問してみると、自分は前回の単元テストを受けてみて、別に学校で用意された問題集でなくても、要はこの単元の文法が使えるようになったらいいんだと感じた、とのことでした。
「そのことにもう気づいたの!なんてすごいの!」と思わず叫びました。

「自分に合った勉強法を見つけたい―」

こういった探究心が、最近生徒の中に芽生えてきたなあとたくさん実感します。

教科書をGoogleカメラでスキャンして和訳
意味を理解できているか確認のため使います
eライブラリで単元学習をすすめる生徒


一方で、突然選択肢が広がると戸惑う生徒もいます。
次回は、選ぶことに不安感があったり、どうしていいかわからないと感じる生徒がどのようにSoFELの授業を受けているか、ご紹介したいと思います。